水戸黄門こと徳川光圀

こんにちは。もりもり先生です。

今週は久しぶりにお気に入りのラーメン屋さんへ行ってきました。

なぜ久しぶりかというと、夏は暑くて汗がすごいことになるからあまり行かないのです。

涼しくなってきたので、こってりな中太麺ラーメンを堪能してきました。


ラーメンといえば、日本で最初に食べたのが徳川光圀だという話が有名ですが、

5年くらい前に、実は室町時代のお坊さんが食べていた!?なんて話題もありましたね。


徳川光圀は常陸水戸藩の第2代藩主で、「水戸黄門」という愛称で有名な人です。

「水戸黄門」といえばTV時代劇で、今もまだ地方局で再放送されている場所もあります。

黄門様が身分を隠して日本中を助さん格さんなど仲間と旅をしながら世直しをするお話です。

講談の「水戸黄門漫遊記」が元となっているようで、幕末にできた創作話だそうです。


水戸黄門こと徳川光圀は実際、日本を漫遊しておらず、むしろ関東からすらもほとんど出ていません。

大日本史という歴史書の編纂(へんさん)作業で、必要な資料集めのために家臣を諸国に派遣していたことと、

隠居後に水戸藩領内を巡視していたことが合わさって諸国漫遊のイメージがついたらしいです。


大日本史は徳川光圀が編纂作業に着手してから250年以上かけて完成された歴史書です。

神武天皇から後小松天皇までの100代の帝王の治世を扱っています。

本紀だけでも全73巻あり、列伝なども含めると軽く100巻を超えます。


若い頃は非行の多かった人ですが、青年時代に司馬遷の「伯夷伝」に感銘を受け、勤勉になります。

好奇心が旺盛な人で、冒頭で話したラーメンや餃子・チーズ・納豆などを日本で初めて食べたと言われています。

学問においても好奇心旺盛で、渋川春海の天文学の研究に協力したりしていました。

その様子は岡田准一さん主演の「天地明察」という映画でも描かれています。


新しいものに興味をもつことはとても良いことだと思います。

様々な情報が飛び交う現在では尚必要です。

しかし一つの情報源を信じるのではなく、複数の角度から見た情報をしっかり確認して、

オリジナルの考えを作ることが大事です。

「本当に?」と思ったらそれをすぐに発信するのではなく、情報を精査して発信していきましょう。


SNSが盛んな現代、トラブルに巻き込まれやすい環境が増えました。

しっかりとした根拠のある自分の意見を持つために、勉強をして複数の角度から見る目を育てましょう。

ではまた。


もりもり先生

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