こんにちは。もりもり先生です。
先日スーパーで関東うまいもの市をやっていて、久しぶりなものを見つけました。
関東・栃木レモン。通称レモン牛乳。
平成16年に一度製造が中止されましたが、みんなの熱い思いですぐに復活し、現在も売られています。
写真はもう何年前になるか…レモン牛乳を買うなら絶対栃木で買う!
と心に決めていたので、初栃木の時に買ったものです。
多分人生で2~3度しか飲んだことありませんが、美味しくて好きです。
レモン牛乳を見ると思い出すことがあります。
それは大学院1年の夏のことです。
グループ発表の打ち合わせをするために、3人学校内のカフェに集まりました。
私はコーヒー、友達はカフェラテ、留学生の女の子は…それ何?
なんだか白濁色のもろもろとした物体が浮いている茶色い飲み物。
「なんか、アイスティーにミルク入れたらこうなった…」
とおろおろする女の子の手元を見ると、レモン汁の袋が。
「え、レモンティーに牛乳入れたの?」と聞くと
「カウンター横に置いてあるのって全種類持って行けってことでしょ?」と。
彼女はレジカウンター横にレモン汁と砂糖とミルクが置いてあったので、全部持ってきたのだそう。
理系のはずなのに、牛乳の分離も知らないのか!と友達とツッコミを入れました。
レモン牛乳を見ると、その組み合わせからどうしてもその事件を思い出してしまいます。
みなさんは牛乳の分離を見たことがあるでしょうか。
牛乳にレモン汁などの酸を入れると、タンパク質が変化して固化し、水分と固体に分かれるのです。
じゃあ何故レモン牛乳は分離せずに売られているのか。
それは簡単で、レモンが入っていないからです。
公式HPによると、生乳に砂糖やレモン香料を加えたレモン色の乳飲料、とあります。
酸っぱい匂いの香料が入っているだけで、なんだか酸っぱく感じるのは不思議です。
レモンティーにミルクを入れてリアルレモン牛乳をやった彼女は
アイスティーの中にカッテージチーズを作っていたことになります。
これは誰でも簡単に作れますが、
成分無調整牛乳とレモン汁を4:1で温めて、混ぜて、絞るだけです。
出来た白い塊がカッテージチーズです。
作り方やチーズの食べ方(アレンジ)はネットにいっぱいありますよ。
この時でた水分は「ホエー」と呼ばれ、ミネラル・ビタミンなど栄養たっぷりで体に良いです。
このホエーを毎日飲ませて育てた豚が「ホエー豚」「ホエイ豚」とブランド豚として売られていますね。
お高いので食べたことはありません。
フルーチェも牛乳と混ぜると固まりますが、
これは牛乳のカルシウムとフルーツのペクチンという成分が化合するので今回の話とは少し違います。
フルーチェを作るときによく言われる「低脂肪乳ではダメ」という話。
皆さんは牛乳と加工乳と乳飲料の違いは知っているでしょうか。
牛乳は生乳(乳を絞っただけの状態)を加熱殺菌しているだけで、加水など手を加えていません。
加工乳は成分を調整したもので、低脂肪や特濃がかいてあるやつはそうですね。
乳飲料はもう、乳固形分が3%以上入っていればOKなので、牛乳の風味のするものは乳飲料です。
レモン牛乳も写真にばっちり「乳飲料」と書いてありますね。
あぶらと水は分離したり混ざったり溶けあったりといろいろな反応をする面白いコンビです。
夏休みなので自由研究がてらいろいろと混ぜてみると面白いかもしれません。
ただ、温めたりする際は火の元ややけどに気を付けてください。
あと食べ物を無駄にしないように、しっかり調べてから混ぜましょう。
レモンミルクティーは、もったいないので3人で頑張って飲みましたが本当に美味しくなかったです。
レモン牛乳は美味しいのでスーパーで見かけたら是非飲んでみてください。
ではまた。
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