カルスト地形とは

こんにちは。もりもり先生です。

そういえば皆さん、夏休みでしょうか。

何年生だったか、自由研究で天気図と予報と実際の天気を考察をしました。

ヘンな完璧主義者だったので、これは雨といっていいのか…いや曇りか?

とかやっているうちに資料が積もりに積もってまとめるのにとても苦労した覚えがあります。

大量の資料をため込む癖があるのは昔からなんですね。三つ子の魂百まで、です。



先週、神島の話を書いていて写真を改めて見ていたら、カルスト地形の写真がありました。

社会の地理の範囲で習ったのは覚えていますが、

観光案内板にわざわざ書くとは、特別な地形なんだろうなあと思いながら調べてみました。


カルスト地形は石灰岩など水に溶けやすい岩石でできた台地が、

雨水や地下水などで浸食されることによりできます。

分かりやすいのは、鍾乳洞ですね。あれは地下水で浸食されたパターンです。


石灰岩の成分は、学校でたくさん使われていますね。

チョークの原材料や、校庭の白線引きに使う白い粉です。

今どきの学校ではホワイトボードに人工芝の校庭、なんてところも増えてるかもしれませんが、

個人的には先生がチョークでコツコツと音を立てて何かを書いている姿が好きでした。


そんな嗜好は置いとき、カルスト地形を調べていると必ず出てくる地名がありました。

山口県秋吉台

ここは日本三大カルストの一つで、日本最大のカルスト台地だそうです。

5,400ha(ヘクタール)なので、54k㎡(平方キロメートル)ですね。

規模感がわからないので検索してみましたが、東京ドーム1,155個分だと出てきました。

ますますわからない。

このあたりの面積で出てくるキーワードが「麦栽培」「山火事」など。

なんとなく大きいんだなぁ…とは感じますが、ピンときません。

一番身近に感じたのは

「今年5月に愛知であった取水施設の漏水で被害を受けた農地面積」

ですかね。

ピンとこない人はニュース見てくださいね。


とにかくそんな大きなカルスト台地は

写真のような草木の間から突如白い岩が現れる見た目なので、ドラクエの草原の様に見えます。

WEB上で色々写真を見ましたが、とてもきれいですよ。

国の天然記念物なんだそうです。


他の日本三大カルストは、四国カルスト・平尾台。

四国カルストは愛媛と高知の県境にあり、東西2kmと日本最長で、

平尾台は福岡県北東部の北九州市周辺にあり、鍾乳洞が多いのが特徴のようです。


世界では名前のもととなったカルスト台地がスロベニア西南部からイタリア北東部にかけてある、

クラス地方(スロベニア語)、カルスト地方(ドイツ語)と呼ばれる地方の台地を指します。

スロベニアの場所はピンときませんが、イタリア北東部と接しているようなので何となく分かりますね。

イタリアの位置がわからない人は是非地図を見てください。

ブーツのような不思議な形をした国です。

それにしてもなぜイタリア語でなくドイツ語の”カルスト”が、日本での呼び方として定着したのでしょうか。

気になります。


なんとなく写真で見かけて調べ始めたら世界まで行ってしましました。

あまり調べていくときりがなさそうなので今回はここまで。


ではまた。

もりもり先生

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