こんにちは。もりもり先生です。
20日の水曜日から、JRの青春18きっぷの利用期間に入りましたね。
この切符は、在来線ならどこまで行っても定額という切符です。
5回分の回数券となっているので、人によっては使い切るために友達とシェアしたりします。
私は基本的に一人旅が好きなので、青春18きっぷの季節はうっきうきだったものです。
調べた結果で覚えているのは、東京からいける最西端は鳥取だということです。
つまり九州まで18きっぷで行こうとすると、鳥取までのどこかで一泊しなければいけないので、
行きで2回分、帰りで2回分、きっぷを使います。(利用日の24時で切符の効力が無効になります)
つまり九州を周遊するにはきっぷが1回分しか残らないのです。
経済的に余裕が出るまでは結局九州には行けなかったですね。
写真は三重県の神島です。
三重県の鳥羽港からフェリーで40~45分ほどの所にあります。
ここへ行くのは、デジタルダーツの旅で決めました。
GoogleMapで適当なところにポイントを当てて拡大したところ、この島を奇跡的に指しました。
ここは伊良子水道にある漁業の島で、2時間ほどで歩いて回れる小さな島です。
小さいとはいえ、山が浮いているような島なので、高低差がかなり激しいです。
旅をするに先立ってこの小さな島のことを調べたところ、
この小さな島は、三島由紀夫の「潮騒」という小説の舞台となっていました。
古いですが、何回も映画化されている有名な小説です。
主演は石川さゆりさんや山口百恵さんなどそうそうたる方々です。
鳥羽港まで電車を乗り継ぐ中、暇になるので未読だった私は潮騒を読んでみることにしました。
本を読むのがとても遅いので、途中まで読んだところで島に到着しました。
フェリー乗り場に大きく「三島文学 潮騒の地」と石碑が立っていて、
島の方々が潮騒の舞台となったことを大事にしているんだな、と感じます。
200段以上の石段がある八代神社では息も絶え絶えに上っていたところ
島猫さんがひょっこり横から現れてスラスラと上って行ってしまい、
主人公も息切れせずに上っていたなぁ、とじんわりしていたら猫さんが待っていて一緒に登ってくれました。
主人公が毎日通っていた灯台は日本の灯台50選に選ばれており、
日本で2番目に自家発電による電気灯が備え付けられました。
私も主人公と(おそらく)同じ漁港から町を見下す道を通って灯台へ行ったのですが、
毎日はつらいというか、漁業の方の体力はすごいなあと思います。
なぜ主人公が毎日通ったかという理由というかきっかけを読んで私は少しふふっとなりました。
それは、灯台長の方に恩があるから。
どんな恩かは、冒頭に書いてあるのでぜひさわりだけでも読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに途中になっていた小説は、帰りの夜行バスを待つ間に読み切りました。
ああ、これがあそこか。と思い出しながら読むのもまた楽しかったです。
初めて小説の聖地巡礼をしたのが神島でした。
学生などは旅行をするのは難しいと思いますが、一つの旅行としてGoogleMapの旅があります。
小説の地名を検索するもよし、なんとなくポイントを合わせて拡大してみるもよし、
その土地に興味を持つということが旅行だと思います。
ストリートビューなどもだいぶ過疎地でも反映されてきているので色々見てみるといいです。
ではまた。
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